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そのような情報をお求めの方の貴重な時間を奪うわけにはいきませんので、読まずに閉じていただいても大丈夫です。
今回の西日本豪雨では岡山県内で大きな被害が出たこともあり、多くの方から連絡をいただきました。本当に感謝申し上げると同時に、被災された方には謹んでお見舞い申し上げます。
四国のお客様の中には、テレビで見るような冠水した地域の写真を送ってくださった方もいらっしゃいました。
僕は松山市に5年ほど住んだ経験があるのですが、被害の大きかった愛媛県の田舎のほうの地域では大学時代の友人も被害にあっており、彼から連絡がきた時には本当にほっとしました。
幸いにも僕自身には大きな被害はありませんでしたが、顧客の中には多少の被害を受けた方もいらっしゃいます。
また特に被害の大きかった倉敷市真備という地域には顧客のお客さんが住んでいたり、僕の親友の実家があったりと決して他人事でない状況です。
これまで災害とは無縁の生活を送ってきましたが、初めて自然の驚異を身近に感じました。
今回の豪雨で気づいたこと
これまで僕は東日本大震災など大きな災害が起きても、どこか他人事のような感じがしていました。
「大変だろうな…」とは思いつつも、心の底から心配しているのか?と言われれば、決してそうでもなかったのです。
この辺りは妻と比較して「俺って薄情者なのかな?」と感じるほどでした。
しかし、今回の西日本豪雨では、ごくごく自然に心配する気持ちが出てきました。それは豪雨が過ぎ去った今でも変わらず、これまでの自分とは大きな違いです。
最初のうちは「人間的に少し成長したのかな」とも考えましたが、原因はそこではないとわかったことが今回の気づきです。
知人がいなければ他人事になってしまう
今回の西日本豪雨で僕に心配する気持ちが出たのは、おそらく「自分の知人が被害にあっていたから」だと思います。
何か大きな災害があった時に、その場所に自分の知人が住んでいれば心配するのは当たり前です。
東日本大震災が起きた時には、僕はまだ東京に引っ越していませんでした。ですからあまり知り合いもおらず、どこか遠い世界の出来事のような気がして、他人ごとのように感じたのでしょう。
それに対して妻は東京に住んでいましたから、直接被害を受けた当事者です。
実際に大変な思いをした妻と、岡山に住んでいて、東京にあまり知り合いもいなかった僕。二人の会話の温度差が出るのも当然だと思います。
自分ごとだと感じた瞬間に人は動く
今回の話を無理やりセールスやマーケティングにつなげようとは思いませんが、「人は自分事だと感じた瞬間に行動する」ということは、覚えておいて損はないと思います。
僕が広告やセールスレターを見て購買した商品を振り返っても、そのほとんどは「商品が欲しい」と言うよりも「これは俺に向けて書いている」と感じたことが購買のきっかけだったものが多いです。
このような「当事者意識」の威力を知っているからこそ、僕はエンパシーやエモーショナルの素晴らしさを伝えるべく活動しているのですが、こんな当たり前のことに、生活の中では気づけていなかったことに少々驚きました。
被害の大きかった地域では、これからも大変な作業が続くはずです。僕にできるのは募金くらいかもしれませんが、それができるのも当事者意識があるからこそ。そう信じたいと思います。