「アイデアは山ほど浮かぶんだけどなぁ」

経営者の中には、このような悩みを持っている方がけっこう多いです。

勉強熱心な方が多く、セミナーや本などをきっかけにアイデアが思い浮かぶのか、集客に関するメモをたくさん保存している方も珍しくありません。

だけど、なかなか実行に移せない。それで冒頭のような悩みを抱えるのでしょう。

どの経営者の方も、ゼロから起業してそれなりの実績を築き上げた方や、2代目や3代目として先代までとは違う時代背景の中で実績を残されている方は、客観的にみても「実力があるんだろうな」と感じる方が多いです。

社内での実力は、当然のようにダントツで1番。まさにスーパーな存在だからこその社長と言えるでしょう。

 

アイデアの数と業績に相関関係はない

 

では、アイデアマンの社長がいる会社は業績が伸びやすいのか?と聞かれれば、決してそんなことはないと僕は考えています。

もちろん多少は有利でしょうが、逆に職人あがりでマーケティングに疎い社長さんでも、伸びている会社はたくさんあるのが現実です。

では、何が分け目となっているのか。

一概に「これ」とは言えませんが、僕は、少なくとも急激に伸びている会社には「新しいことをすぐに実行する」という文化があるように感じています。

そして、このような文化がある会社の社長は「アイデアは山程あるんだけどなぁ」の後に続く言葉が前向きである、という場合が多いです。

 

できる社長は、適切な言葉を選んでいる

 

彼らは「アイデアは山程あるんだけどなぁ」の後に「今は人手が足りないから」「時間が足りないから」「自信がない」「市場が分からない」など、ないないづくしの発言をすることは避けているようです。

本能的なのか後付けで身につけたのかは分かりませんが、必ずと言っていいほど「しばらく夜中まで働くかなぁ」「1人パートを雇うか」「外注を使おうか」「ちょっと市場を調べるか」などなど、前向きな言葉を選んで使っています。

 

適切な質問を自分に投げかけよう

 

このように前向きな言葉を選んでいる社長の中でも、特に物事を前進させるのが上手い人は「自分に適切な質問を投げかけている」ことが多いです。

同じ「暇さえあれば働いている」という人でも「ちょっと働く時間を伸ばそうか…あっ、無理だわ^^;」で終わる人と、「人手が足りない?じゃあどうする?」「時間が足りない?なんで?」「リソースが足りないの?」「マネジメント能力が足りないの?」「何があれば解決できる?」などなど、その時々で自分に適切な質問を投げかけることが出来る人とでは、その後の行動に大きな違いが生まれます。

現状を変えるために自分に適切な質問を投げかけることが出来るかどうか。これも、経営に影響を与える能力の1つと言えるでしょう。

 

根性論は嫌いだけど…

 

余談ですが、弊社は数字で記録できる仕事は、全て記録してPDCAを回しています。

また、根性で仕事を乗り切らなくても済むように、自社はもちろん、顧客企業の戦略を練るときも段取り8割どころか、9割以上と言ってもいいくらいに時間を使うようにしています。

もちろん、冒頭の「山ほどある社長のアイデア」を戦略に盛り込むときも同様です。

そうやって可能な限り負荷を減らす方向で動いてはいるのですが、アーリーステージの時や新事業のテストの時など、高速でPDCAを回す必要がある場面はどうしても出てきます。

そんな時は一気に戦術・タスクを実行してもらう必要があるのですが、その時には、根性論で戦うことが避けられません。

この時期はいかに多くの時間を投入し、多くのテストを行えるかが勝負になるのですが、小さな会社では時間や人手など、根性では解決できないリソースの問題が当たり前のように発生します。

そんな時に困った僕たちをいつも助けてくれているのが、先程の「適切な質問」です。

アイデアはたくさん出てくるけど、思ったように実行に移せていない。もし、あなたがそう感じているのであれば、自分にとって適切な質問を探してみることをオススメします。

現状を良い方向に変えるきっかけになると思いますよ。