今日は、8月20日。

多くの人はお盆休みが終わり、休み中になまった体や頭も回復して通常の仕事モードに戻ってきたころでしょう。

異常気象とまで言われた猛暑も一段落し、涼しい夜や虫の鳴き声など、待望の秋の足音が感じられて喜んでいる人もいるかもしれません。

僕もお盆は少し休みをとり、妻の実家がある富山県に3日間帰省してきました。そこで義父とさんざん飲み、酔いつぶれて毎日11時間くらい爆睡。

ボーッとした頭で普段は見ないテレビをつけると「99%の人間は、7~9時間の間で睡眠を取らないと生産性が下がる。それ以上でもそれ以下でもダメ」なんて研究結果が発表されていて、妙に納得していました(笑)。

 

お客になると、ビジネスの粗がよく見える

 

そんな富山から岡山に帰った日は夜も遅かったので、適当に腹ごしらえをしようと近所の回転寿司へ。

お店に行くと「自分が経営者なら、どこを改善する?」という遊びをするのが好きな僕は、さっそく店内をキョロキョロ。粗探しをスタートさせました。

すると、気になった点が1つ。

そこの回転寿司屋には「注文は一度に3つまでで、紙に書いて店員に渡す」というルールがあるのですが、夜の遅い時間で席の半分ほどしか埋まっていないにも関わらず、注文をしようと店員を呼んでもなかなか来てくれません。

そもそも店員が少ない時間帯なのでしょうが、僕と妻もなかなか注文ができず、仕方なくレーンを見てもそこに寿司はほぼ回っていない(笑)。

「夜とは言え、あまりにもオペが悪いよな…」と考えていたら、案の定、1組のお客が諦めたように帰っていきました。

 

売り手のときは、常にお客の目線で考えよう

 

おそらく、このシステムは満席時に大量の注文が入ることを防ぎ、商品の提供をスムーズにすることを目的に導入されたのでしょう。

たしかに注文数を制限すれば、厨房の混乱や「ようやく寿司を作ったら、お客が帰っていたので廃棄した」といったロスも防ぐことができます。

しかし、アイドルタイムや閉店間際のような客の少ない時間帯に、利益の発生する「注文」をみすみす取り逃がすようでは十分なシステムとは言えません。

僕はサラリーマン時代に師匠から「自分が客のときは売り手目線、売り手の時は客目線で考えろ」とよく注意されましたが、この回転寿司屋もまさに同じ。

「タブレットでピコピコ注文できるようにしろ」とまでは言いませんが、経営陣がお客の目線になり、夜遅い時間に視察をしていれば改善できる問題だと思います。

 

本当にお客の目線でビジネスしている?

 

あなたの広告の反応を5分で上げる方法①でもいくつかコツを書きましたが、お客の視点で考えるクセがあるかどうかで、ビジネスのクオリティは大きく変わります。

僕は時々ハウスメーカーや工務店の新築見学会に参加したり、実家を使って塗装会社や造園会社の見積もりを大量にとったりしますが、これも全ては「お客の視点で考える」ことが目的です。

やる度に、どっぷりと売り手側に浸かってしまった、自分の改善すべき点が本当によく見えます。

この「自分が客のときは売り手目線、売り手の時は客目線」はぜひ今日からでも実行していただきたいです。

「これがビジネスのマイナスになったら、あなたに1万円払ってもいい」と言えるくらい、これは大事な視点だと僕は考えています。

P.S
この記事を書いているのは8月17日なのですが、僕はしっかりと正月太りならぬ、お盆太りをしてしまいました(笑)。ただでさえ今年は例年以上に太っていたのに…。

さすがにヤバいので、これから3kg体重を減らそうと思います^^;