先日、東京で友人の経営者と飲みながら話していたときのこと。彼から衝撃的な一言が・・・
「あのさ、ライディングページを作りたいんだけど、誰かセールスライティングが上手い人知らない?」
明るい人なので、最初はボケをかましてると思って「売れる文章書ける人って少ないからなー」とか言いながら乗ってたんですが、彼の顔は真顔。
「え??もしかして本気で探してる?」って聞いたら「当たり前だろ!」と少し怒りだす始末。
「いや、うちはその専門会社なんですけど…」
「えっ??そうなんだ(笑)」なんて会話がありました。
お客はあなたを何の専門家だと思っている?
よくよく考えれば、うちがやっている集客に特化したホームページやランディングページの制作は、基本的に既存客からの受注でキャパが埋まっています。だから、何かの媒体で告知したことがない。
しかも、彼に「うちの会社はこれが専門だよ」と言った記憶がないので、彼が「セールスライティング=渡辺」だと紐付けられないもの無理はありません。
この出来事は地味にショックだったので、シラフになった後に「ホームページも独立した時にパパっと作ったままだし、やっぱ作り直そうかな…」とけっこう真剣に考えました(笑)
お客に伝わっていなければ存在しないのと同じ
この出来事と同じようなことが、あなたの会社でも起こっている可能性はけっこう高いです。
例えば工務店であれば、実は小さい工事も扱うのに、お客さんが「新築もしくは大型リフォームしか扱っていない」と勘違いしているのはよくある話。エクステリア会社でも、新築外構を考えている若年層であれば、カーポートをどこに頼めばいいのかも知らないケースも多くあります。
さらに、あなたが塗装会社の社長なら、自社でカーポートや水回りも扱っているのであれば、それを告知していなければお客にとっては存在しないのと同じかもしれません。
つまり「専門外だから、時々売れればいいや」なんて考えていたら、永遠に売上が伸びない可能性があります。
客単価はただ告知するだけでもアップできる
このような「お客に存在が知れ渡っていない」という状況を打破するべく、うちの顧客の中には扱っている商品や行っているサービスを一覧にしたカタログを作り、接触したお客に渡している方がいます。たったそれだけですが、彼の会社は1年で、リピートによる売上が前年同期比で17%アップしたそうです。
他にも、営業マンに対して「何か売れたら、最低1つは何でもいいので他の商品も提案する」ということをルール化しただけで、受注1件あたりの客単価が11万円もアップした会社もあります。この会社の年間受注件数は200件前後ありますから、同じ客数なのに年商ベースでは2,200万円もアップしているのです。
忙しくて新規客を追うことができなくても、1件あたりの客単価がアップすれば利益を増大させることができます。
あなたの会社が提供しているサービスの存在をお客が知らない可能性があれば、DMでもいいので一度告知してみてはいかがでしょうか。
けっこうな確率で、明るい兆しが見えると思いますよ。
P.S
うちのホームページは法人化するタイミングまで今のままでいくつもりでしたが、今回のことがあったので、新元号に変わるタイミングを目安にリニューアルしようと思います…。