今日の記事の内容はいつもと違い、号外に近いです。

たしか2016年頃から、僕が直接お会いする機会のある方はもちろん「大手による業界再編に負けない方法」の記事などでも「ココが参入してきたらキツいですよ」と言い続けてきた、例の会社。

そう、あの会社です。あの会社が、ついに住宅業界に触手を伸ばし始めたようです。

英語圏のサイトを見ていたら…

 

先日、ウェブ関連で調べたいものがあり、英語版Googleでポチポチ検索していたときのこと。

(英語圏は情報はもちろん、ツールやシステムも日本より圧倒的に高機能です。しかも安い!)

あるニュースサイトに飛んだときに、ふとこんな文字が目に入りました。

「Amazon」「Housing」

あれ!?っと思ってクリックしてみると、案の定Amazonが住宅会社に出資を始めた…という記事。ビックリしていろいろ調べてみると、どうやらプレハブ住宅を建築している会社にAmazonが出資を行い、スマートホームの技術についての調査をしているようです。

※元ネタのサイトはこちら

Amazonに本格的な住宅を開発する意思はあるのか?

 

今回の記事の内容は「投資先はプレハブ住宅の会社で、スマートホームの研究が目的」というものでした。なので、Amazonがすぐに住宅会社として参入してくる訳ではないでしょう。

ですが他の記事もいろいろ読んでみると、どうやらAmazonにはAlexa・Echo端末が導入された住宅を開発する計画があるとのこと。

彼らはすでに電子レンジや時計など、声で操作するAlexaに対応した家電を発売しています。

ですから、本格的なスマートホームが実現できた段階で、一気に住宅市場で展開してくる可能性があるそうです。

車業界と同じく住宅業界でもIT企業がライバルになる

 

日本でもトヨタとソフトバンクの提携が話題になったように、車業界ではGoogleやテスラ、アップルなど、IT企業を中心に異業種からの参入が相次いでいます。

AIによって人々の生活スタイルが変わろうとしている今、住宅業界でも同じように異業種からの参入があったとしても何ら不思議ではありません。

このような戦国時代で生き残っていくためには、以前の記事で書いたように差別化要因が必須。

あなたの会社の強みや弱み、市場でのポジションなどをより明確にお客に訴求できなければ、その他大勢に埋もれてしまいます。

逆に言えば、頭に汗をかいてココをしっかりと考え抜いたうえで訴求していけば、お客から見たあなたの会社は一歩抜きん出た存在です。

実際にある工務店では見学会を2日開催して50~100組もの来場がありますが、彼らは自社の強みを発揮できるポジションでのみ戦うことを徹底しています。

Amazonの住宅業界への参入を機に、あなたも一度、将来に向けて自社の強みや弱み・ポジションなどを見直してみてはいかがでしょうか。