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LINE@のセミナーにて…

 

先日LINE@の講師として有名な方のセミナーに参加し、かなり驚いたことが1つありました。

セミナーの中で「LINE@は2019年春に値上げされるらしい」という情報があったのですが、それを聞いた参加者の中に「へー、じゃあLINE@はもう使えないな」と言う方がけっこう多かったのです。

※今現在、LINE@は正式に値上げが発表されています。

 

工務店やリフォーム会社では「LINE@が集客にどれだけ貢献するのか?」と考えるべき

 

彼らの言い分は「メルマガは月額4,000円くらいで使えるのに、LINE@を活用すると最低でも月額5,000円はかかるから無駄!」というものでした。

もっともな理由に聞こえますが、このような考え方をする時点でおそらく素人マーケッターでしょう。なぜならこのケース、できる社長であれば「この媒体からいくらの利益が上がるのか?」と考えるのが自然だからです。

以前の記事でも述べたように、ここ数年、工務店やリフォーム店でも集客にメルマガやLINE@を活用している会社が増えています。

関連記事:LINE@って建築業界で使えるの?

これらを使用する目的としては、ほぼの全ての会社において「過去に接触した顧客のフォロー」がメインです。

購買頻度を多くしたり、失注客を購買へと繋げたりするために定期的に情報を配信し、パーソナルな情報も届けながら会社のことを忘れられないように工夫しています。

 

より多くの顧客にリーチできることを考えれば…

 

そもそも、これらの会社がメルマガやLINE@を使い始めたのは、紙媒体でのフォローだけでは顧客にリーチできなかったのが理由です。

そして、その後の経緯として「若い世代は紙媒体のニュースレターを読まずに捨てる人が多いから、ニュースレターをPDFにしてメルマガでも届けよう!」と考えてメルマガを導入し、そこから「メルマガだと50%は迷惑メールに入ってしまうから、LINE@も活用しよう!」となった会社も多い。

となると、費用対効果をはかるには「それぞれの媒体で何人にリーチし、どれだけ売上げたのか?」が判断基準になります。

つまり、LINE@経由で月に1件でもリフォームなどの売上があるなら、月額5,000円だろうが20,000円だろうが辞める理由にはならないんです。

 

重要なのは媒体別に費用対効果を測ること

 

この話は、うちの会社でも同じことが言えます。

例えばあなたにも配信しているメルマガは、どれだけ頑張って内容を工夫しても、開封率が30%を超えることはありません。

そもそもメルマガにおける開封率の平均は10%前後だし、配信総数の半分は何らかの理由で弾かれるから、これは仕方がない話。

それでもメルマガを使い続ける理由は、もちろん、ここから利益がでているからです。

ちょっとだけ裏で動いている仕掛けを明かすと、実はうちのブログには記事ごとにタグが埋め込まれていて、読んでくれた方には一定のポイントが付与されるようになっています。

あなたにもこのページを開いた瞬間にポイントが付くのですが、例えばこの機能を使えば「一定のポイントに達した方に、売れるチラシの作り方について解説した動画を自動で送る」とか、記事を10回以上読んだ方だけに商品の割引オファーを送る」なんてことも可能です。

さらに「社内基準でAランク以上の顧客にだけメールを送る」ことも可能で、これらはLINE@では絶対にできません。

このように「メルマガならではの機能」から売上を伸ばせるから、開封率が30%以下でも使い続けるのです。

 

メルマガもLINE@もきちんと運用すれば利益はでる

 

うちの場合、メルマガでは届かない70%の顧客をLINE@など別の媒体でフォローすれば、そこからも一定の利益が上がる見込みが立っています。

だから、LINE@で月額20,000円かかろうが別にOKというスタンス。

このように、うちですら利益が出るのだから、客単価の高い工務店やリフォーム会社なら「この媒体で何人にリーチできて、どれだけ売れるのか?」という基準で考えれば、何らかの媒体で接触した顧客のフォローをすれば、ほぼ間違いなく利益に繋がると考えられます。

そして、きちんと運用できれば、長期的にはほぼ間違いなくプラスに働くことでしょう。

新規客を追いかけるのが楽しい気持ちはわかりますが、月額数千円で新築やリフォームを受注する、費用対効果の高い仕組みを作るのもやりがいがあると思いませんか?