2020年になり、早くも2週間。
いろんな社長と話していると、年始に高い目標を立てたものの、少しダレてきた人もいるようです。
USJを再生させた森岡毅の本には
「人は変わろうと思ってもなかなか変われない。なぜか?それは、覚悟した時の意識変化と、実際の行動変化までの“タイムラグ”に耐えられないからだ。」
と書いてありましたが、年始に高い目標を立てても未達で終わる人は、これが原因なのかもしれませんね。
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2019年の目標が未達に終わった原因
実は僕も、2019年の年始に立てた目標は未達のまま終わりました。
主な理由は、途中で目標を達成する意義を見失ったから。
ですが、もし目標に向けてブレずに進んでいたとしても、たぶん結果は変わらなかっただろうな…と考えています。
習慣の力とメリハリがなかった
僕はサラリーマン時代から、ずっと日記をつけています。
「目標に届かなかったのはなんでかな?」と思って昨年の記録を読み返したところ、完全に休んだと言える日が数えるほどしかありませんでした。
で、1日にこなしたタスクの数は?といえば、サラリーマン時代の半分くらい(笑)。
タスクの重要度の違いを差し引いても、明らかにこなすタスクの量が減っていました。
この原因は明らかに「休日返上でカバーすればいいや」という、僕の甘ったれた気持ちのせいです。
年商の高い会社の社長ほど…
僕はずっと不思議に思っていたことがあります。
それは、年商が高く、同業者よりも力のある工務店やリフォーム会社の社長ほど、例外なく「休みをしっかり取っている」ということです。
僕が今までに話をさせてもらった社長を見ても、年商が高くなるほど、毎日フル稼働している社長よりも
・月に8日は仕事をしない日を決めている
・家族で旅行に行く日を決めている
など、休みも含めてルーティンがしっかりしている人が多いのが印象的でした。
最初は「年商が高くて安定してるから、余裕があるのかな?」と思っていたのですが、どうやらそうでもない様子。
そしてある時、ふと「年商が高いから休みがとれるんじゃなくて、休みをとっているから年商が高いんじゃないか?」という考えが浮かんできました。
計画を立てるときは休日から決めるべき
この考えが浮かんだのは、昨年の10月くらいのことです。
それ以来、僕も「計画を立てるときは、まず休日を確保すること」を徹底。ついでに
・カレンダー通りの生活
・起床時間を固定
・家で平日に酒を飲まない
・読書を最低でも1日30分
・プライベートな用事は休み日にまとめる
・平日の夜は家でPCを開かない
これらのルールを実践しているのですが、ハッキリ言って、ビックリするほど効果抜群です。
本当に自分の想像以上に効果てきめんで、仕事はもちろん、筋トレの数字や体調も含め、あらゆる面で過去最高の数字がでるようになりました。
しかも働く時間が短くなったのに売上は伸び、休みの日にPCやスマホをチエックしなくても、業績にまったく影響がでていません。
実践から結果までのタイムラグがでない工夫が必要
僕は「休みを確保する」ということを実践した結果、今まで以上に人生が充実してきたのを感じています。
15時くらいにクタクタになるというデメリットはありますが、これも集中して仕事ができている証。
いわゆる“できるタイプ”の工務店やリフォーム会社の社長が実践していることを考えても、休みを確保することはオススメしたい習慣です。
ですが、さきほどの森岡毅の言葉のとおり、実践から結果までのタイムラグには注意が必要。僕も
・今のペースなら年間150~200冊の本が読める(勉強の計画がつくりやすい)
・毎日の生産性が高い
これらを開始から1週間ほどで実感できなければ、きっと習慣が変わることはなかったと思います。
「休む」というのは、社長にとって勇気がいることです。
ですが、とりあえず1日だけ、何もしない日を確保してみてはいかがでしょうか。
そのためにスケジュールを調整するだけでも、きっと見えてくるものがあると思います。