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WordPressを5.0に更新したら…
先週、立て続けにこんな電話を3件もらいました。
その内容は「WordPressがおかしくなった!」とか「記事が更新できなくなった!」といったもの。
「あれ…ひょっとしてウチの組んだシステムがエラー起こした???」と、電話をもらった瞬間から冷や汗が止まりません。
忙しい師走の時期に全てのサイトが狂う…正直、ろくに年を越せないことも覚悟しました(笑)。
犯人はWordPress5.0だった
急いで確認すると、どうやらWordPressの更新が原因のよう。
大事にはならなさそうで、とりあえずホッとしました。
調べてみると、いつものように「最新のバージョンに更新しろ」という表示に従って操作したところ、今回は見たことのない画面に変わってしまうようです。
特に記事を書くページが大きく変わるので、おそらくウェブ集客のためのSEO対策や、イベント情報の掲載を頑張っている工務店やリフォーム会社はかなり混乱したことと思います。
僕も自社のサイトで更新してみましたが、そのあまりの変わりっぷりに「いや…これは俺も誰かに電話したいわ」とすぐに電話したほどです(笑)
WordPress5.0に変わってどうなった?
知り合いに電話してみたら「俺も混乱中!」という返事だったので(笑)、せっかくなので練習がてら新しいバージョンで記事を書きつつレビューしたいと思います。
WordPress5.0になって一番変わったと感じる点は、記事を書くときにブロックごとに操作をする必要があることです。
数年前から同じ形式である海外の「DIVI」や「WIX」、あるいは日本の「ペライチ」が猛スピードで普及しているので、おそらくWordPressもこのトレンドに合わせてアップデートしたのでしょう。
僕はDIVIを使ってサイトを作成したことがありますが、慣れるまでけっこう時間がかかった記憶があります。
新バージョンではこんなことも出来る!
WordPress5.0を使うと、こんなことも出来るようになります。
例えば…
画像の上に文字を書いたり…
(イベントページの冒頭などに便利)
背景画像の透明度も変更できます。
資料請求用のボタンも10秒で作れます。
(ダミーなのでリンクは貼っていません)
施工事例やお客様の声を作成する際に要望が多い、画像を並べる作業もすごく簡単にできるようになりました。
以前のバージョンでは初心者の方には難しい作業だったのですが、この3つを並べるのにかかった時間はわずか20秒!
画像の横に置いたり、文章の背景に好きな色をつけることもできます。
(画像は左側にしか置けないみたいです)
記事のアーカイブなどを入れることだってできます。
以下は最近の記事を横並びに差し込んだ場合です。
WordPress5.0以前に戻すことも可能
この記事を書きながら、僕はすでに「これめっちゃええやん!」と興奮してすぐに新バージョンのファンになりました(笑)。
ただ、そうは言ってもサイトの仕様や慣れの関係上、以前のバージョンで記事を書きたい人もいるでしょう。
そんな方は、次の2つの方法のいずれかを使うことで幸せになれます。
1.「クラシック」を使う
以下の動画のとおりに操作をすれば、該当するブロックは旧バージョンで作成することができます。
見出しなどに自動でデザインが入るHPを使っている方は、この機能を使うと便利でしょう。
2.プラグインを使う
・Classic Editor
・Disable Gutenberg
この2つのプラグインのどちらかを入れて有効化すれば、以前のバージョンで記事を書けるようになります。
高機能すぎて多くのHP制作会社を潰すかも
今回のWordPress5.0へのアップデートは大きな混乱を招きましたが、一度使えば以前とは比べ物にならないくらい便利だと感じるはずです。
旧バージョンの時よりは覚えるのも簡単ですし、何よりも直感的に複雑な作業をこなせるようになったのが◎。
この記事でも見出しの「WordPress」がなぜか大文字になるなど物足りない部分はありますが、「まるでWordPressでペライチを操作しているようだな…」と感じるくらいの進化を遂げたのは紛れもない事実。
この機能があれば、社内に画像を作るのが得意な人がいればランディングページを自社制作することも可能となるでしょう。
高機能なWordPress5.0が世の中に広まれば、言われたものを綺麗にデザインするだけのHP制作会社は、今以上に不要な存在となって倒産しても不思議ではありません。
そう思えるくらい強力な今回のアップデート。ぜひ、一度触って新機能を体感してみてください。
P.S
WordPress5.0に更新してから、モバイルでの表示スピードがやたらと遅くなってしまうケースが報告されているようです。
こちら、重要な情報がでたら随時報告します。