昔と比べると、昨今の折込チラシの反応はどんどん悪くなっています。
さすがに千三つ(せんみつ)というイメージを持っている人はいないと思いますが、地域や状況によっては3000分の1どころか、5,000分の1でも難しいところも。
中には5万部まいても1件も反応がない…といった笑えない数字がでることもあり、反響数の平均値は年々悪くなる一方です。
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折込チラシの反響数の目安ってどれくらい?
普段から折込チラシを使っている人であれば、自社の広告の反響数はキッチリ把握しているでしょう。ですから、今さら平均値を知っても仕方がないかもしれません。
しかし、あまり広告を打たない人や、折込チラシを打ったことがない人にとっては、反響率はとっても気になる数字のはず。
そこで今回は「これくらいの反響があるなら、広告を使ってもいいな…」と判断するための目安にしてもらうべく、建築業界における折込チラシの平均的な反響率をお伝えしたいと思います。
(数字は、いわゆる“メニュー型”と呼ばれるチラシのものです。)
総合リフォームの折込チラシの反響数は…
まずは、総合リフォーム。
扱っている商品数が多い総合リフォームの場合、1商品あたりの訴求力が弱まるためにチラシの数字が落ち込む傾向があります。
その数字は、平均すると6,000分の1くらい。天下取りタイプの会社では単価の高い商品を用意し、8万部など枚数を増やすことで利益を確保しているところもあります。
水回りなどの専門店の平均反響数は…
これに対して、水回りなどの専門店では約4,000分の1くらいの会社が多いです。
最近の業界全体の調査では3,800分の1という数字を公表している所もありましたが、いずれにしても総合リフォームと比較すると商品が絞られるぶん、数字が良くなることが見込めます。
小さな工事から追加で受注する仕組みをもっている会社であれば、これくらいの数字なら新聞折り込みで十分利益をだすことが出来るでしょう。
折込チラシの反響率が高い会社の特徴
今回あげた数字はあくまで目安ですが、自社で折込チラシを打つ際には参考になると思います。
調査するにあたって地域によっては外壁塗装で6,000分の1など芳しくない数字を公表していた所もありましたが、今のところ、6,000分の1よりも悪くなるケースはそうないようです。
6,000分の1と聞くと「しょっぱい数字だなぁ」と感じるかもしれませんが、そんな状況の中でも、平均よりもずっと良い数字をあげている会社はたくさんあります。
そして、彼らにはある共通点もあります。
それが「同一地域で頻繁にチラシを打っている」ということ。
弊社の顧客企業でも部数は3,000~40,000部とまちまちですが、少なくとも月に1回、多いところでは月に8回もチラシを打っている会社があります。
彼らは最初は反応が少なかったり、あっても1件とかだったりと乏しい数字が出ることが多いです。ですが認知度が高まるにつれて数字が良くなり、1年以上継続している会社ではオファーによっては数百分の1まで高まることもあります。
もちろん競合の有無や攻めるエリアなどをは考慮していますし、毎回反響率が良いわけでもありません。
しかし「チラシを繰り返すことで反響が増える」というのは無視できないポイントです。
まだ分析に使用した母数が少ないので「自信を持って大丈夫」とまでは言えません。ですが、もし、あなたの会社で定期的にチラシを発行しているのであれば、ぜひ部数を減らしてでもいいので回数を増やすことを検討してみてください。
ランチェスターの視点で考えても、また弊社の顧客の数字を見ても、おそらく後悔することは少ないと思います。
P.S
とは言え「営業や現場など、人員体制が確保できるなら」という条件付きではあります…。