前回の「広告費をかけると効果的な媒体を見つける方法」では、アンケートから広告費をかけるべき媒体を発見する方法をお伝えしました。

今回はその続きで、アンケートを販促に活用する方法をお伝えします。

 

新築・リフォーム時のアンケートで聞きたい5項目

 

アンケートを販促に活かしたい場合、顧客に聞いておきたい項目は以下の5つです。

今回は、僕の祖母を顧客に見立ててみましょう。以前に祖母の家の階段に手すりを付けてあげたことがあるので、僕が業者としてアンケートに答えてもらったとします。

①工事の前に何で悩んでいたか
→洗濯物を2階のベランダに干しており、階段から落ちないか心配だった。
②どうやって自社のことを知ったか
→チラシがポストに入っていた
③すぐに契約を決めたか。なにか不安に感じた点はないか
→追加でいろいろ売りつけられないか不安だった
④他にも会社はあるにも関わらず、なぜうちを選んだか
→階段に手すりを50本以上付けた実績があるため
⑤工事を終えての率直な感想
→ちょうど掴みやすい位置につけてくれたし、楽になった

渡辺工務店がチラシに書いたコピー

 

家族なのに「チラシがポストに入っていた」はありえませんが(笑)、もしこのようなアンケート結果だったなら、僕はこのようにコピーを作ります。

(①を応用
2階で洗濯物を干しているあなたへ
階段の上り下りが危ないな…と感じていませんか?

(⑤を応用)
あなたと同じように、階段の上り下りに不安を感じていた方が、渡辺工務店で手すりをつけて「掴みやすい位置に手すりがあって楽になった!」と喜んでくれています。

【ここに実際のお客様の声を掲載】

(④と③を応用)

当社は、過去に手すりを50本以上つけています。ですからどんな階段でも問題なく取り付け可能です。とは言え「追加で何か売りつけられるのでは?」という不安もあると思います。

そこで、お約束です!「今回、当社は手すり以外を販売しません」。

価格はこちらです。お気軽にお問い合わせください。

 

チラシや広告づくりに悩んでいる方におすすめ

 

いかがでしょうか。

このアンケート活用法は、僕がマーケティング関連の本を読みあさっていた時に出会って「コピーの基本を誰でも抑えることができる!」と感動したものです。

使いすぎると広告の型がワンパターンになるデメリットはありそうですが、それでもフル活用すれば様々な場面で応用できると思います。

なんなら、コピーの知識がない人が広告を書くくらいなら、この方法でアンケートを取りまくってから書いたほうが、よっぽど良い結果がでるでしょう。

売れるチラシを書きたいなら、リサーチは欠かせません

ですが、最近は自称コピーライターの人たちですら、これを疎かにする傾向があります。

このアンケートを活用すれば最低限のリサーチをきっちり行えます。もし、あなたが広告の書き方に迷っているなら、活用してみてはいかがでしょうか。