「主要なキーワードで上位に表示されるようになりたい」
顧客企業に訪問した際に、よくこんな要望を受けます。
ウェブ業界では「ビッグキーワードの検索結果で1位をとるということは、銀座の一等地に店を構えるのと同じこと」と言う有名な言葉があるのですが、おそらく、この認識が建築業界にも広がってきたということなのでしょう。
僕も独立当初から、この手のアドバイスを数多く依頼されてきました。
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ブログの内容よりもコレで失敗する人のほうが多い…
Google が検索順位を決めるためのアルゴリズムは250以上あるので、ここで上位表示に関するテクニックについて詳しく述べるのは割愛します。
今回僕が共有したいのは、訪問時に「マジで??」 と驚くことが頻繁にあり、しかもけっこう上位表示に影響を与えているものです。
それが何かと言うと、サイト全体の重さ。
たいてい、ブログを書くときのプレビュー画面を開いて「なんか重いなぁ…」と感じて気づくのですが、調査をすると、ほとんどの場合で画像が3Mとか、とんでもない容量になっています。
これが原因でアクセルを踏みながら同時にブレーキをかけたような状態になり、ブログを書けば書くほど、本来の目的である上位表示対策に悪影響を及ぼしている会社が多いようです。
画像が重いと何が悪いのか?
容量の重い画像が増えると、画像の数が増えるたびにサイト全体がどんどん重くなっていきます。
したがってサイトの表示スピードも遅くなるわけですが、この表示スピードはGoogleが定めるアルゴリズムの中でも、けっこう上位に位置する評価ポイントです。
ですから、間違いなく上位表示対策に悪い影響を及ぼすようになります。
技術的なこと意外にも…
検索結果の順位にも悪影響を与えるのですが、個人的には、サイトが重たいことによるユーザー離れの方がもっと影響が大きいと僕は考えています。 例えばスマホの場合、完全に表示されるまでに3秒以上かかると、53%のユーザーがページを離れるとも言われています。
つまり、チラシなどを使ってせっかくHPまで誘導したとしても、読み込みのスピードが遅ければサイトを見ることなく離れていくわけです。
お客を集めるためにホームページにコストをかけている会社も多い中、画像が重いせいで上位表示できないばかりか、お客まで逃していてはまさに本末転倒です。
WordPressを使っているサイトであれば自動的に画像を圧縮してくれるプラグインもありますし、難しければ画像圧縮サイトなどで、せめてサイズを150kb以下にしてからサイトに上げるようにしてください。
いちばん大事なのは間違いなくコンテンツ
スマホ用ページに関しては、最近もある会社で表示スピードを高めたところ、資料請求の数が2倍以上に増えたことがありました。
ですから表示速度が重要なのは間違いないのですが、そもそも、肝心のコンテンツの質が低ければ話になりません。
この手の最新の情報は英語圏の方が圧倒的に手に入りやすいのですが、英語版のGoogleで調べても、最近はどこもかしこも「Content is KING!」的な論調ばかり。もはやユーザーが求めるコンテンツを作成することは当たり前で、質の低いコンテンツは逆に順位を下げる原因になるとすら言われています。
もちろんこれは逆に言えば、きちんとコンテンツを作りこんでから上位表示対策を行えば、大きな効果が期待できるということです。
巷で話題になっているAMPのような凝った技術を導入する必要はないと思いますが、将来ウェブからの集客にも力を入れたいのであれば、表示スピードの対策も検討されてみてはいかがでしょうか。
こちらにあなたの会社ホームページのURLを入力すれば、すぐにスピードテストを実行できますよ。
P.S
「サイトの上位表示対策でよくある間違い」で書いた内容も非常に大事な要素なので、興味があれば合わせてチェックしておいてください。