今回は、あなたの会社の利益により直接的に絡む「広告」について書いていきます。
タイトルにも「5分で広告の効果を上げる方法①」と書いたように、今回からは連続して3つくらい、広告についての記事を書いていく予定です。
今回のような記事のタイトルだと反応がかなり良くなることは分かっているので(笑)、待ち望んでいた方は、本当にすぐに使える方法なのでぜひ実践してみてください。
広告を「顧客の視点で」読み返す
僕が広告の作成についてアドバイスをしていてよく感じることとして「顧客の視点で考えることができていない」というものがあります。
もちろん、広告ですから会社としてアピールしたい内容は山ほどあるでしょうし、実際に作成していくとアイデアもドバドバ出るので「俺って天才なんじゃね?」と感じる場面も数多くあるでしょう。
でも、得てしてそういう広告に限って、出してみると反応が悪いもの。
そして、そのような広告はチェックしてみると内容に問題があることも多いのですが、経験上、30~40%くらいは「顧客の視点で読み返す」ことで解決できることが多いです。
広告を作ってただ読み返すだけではダメ
「なーんだ、そんな事か。それならやってるよ」と感じた、そこのあなた。今回お伝えする「顧客の視点で考える」というのは、単に作った後にチェックする程度の方法ではありません。
今回お伝えする方法では、自分で作成した広告やコンサル先の広告のチェックをする時に、
- 時間を置き
- 場所を変え
- 仕事で使っているものは使わない
と、この3つを徹底します。
1つ目の時間を置くのは、広告を作った直後では冷静な判断ができないので、頭をクリアにするのが目的です。
また、場所を変えることと、仕事で使っているものを使わないというのは、できるだけ純粋なお客目線で広告を見るための工夫です。
例えば、僕は折込チラシを確認するときには、
- 1日以上あけた朝に(時間を置く)
- 自分の家で(場所を変える)
- 私服で読む(仕事モードに入らない)
このようにしてチェックをしています。1番大事なのは顧客の目線になりきることですから、この場合であれば、朝ポストに入っている新聞の中の広告の束に、作成した広告を混ぜてから読むようにしても良いくらいです。
時と場所を変えることで、新たな視点がもたらされる
ディズニーランドという世界最大のテーマパークを作ったウォルトディズニーは、 ビジネスを進めていくうえで必要なものとして
- 大きな夢をひらめかせる部屋
- 批判する部屋
- 現実的に考える部屋
と、3つの部屋を用意していたそうです。
1つ目の大きな夢をひらめかせる部屋でアイデアを出し、2つ目の批判する部屋では、批評家になりきってアイディアに対するダメ出しをする。
そしてビジネスとしての最終的な判断は、3つ目の現実的に考える部屋で下していたそうです。
部屋を3つも用意するのはさすがに難しいと思いますが、ウォルトディズニーが世界最大のテーマパークを作ったのと同じ方法は、あなたも明日からでも実践できます。
「時間と場所を変えて、顧客の視点で考える」
断言しますが、たったこれだけで、同じ物事でもほぼ確実に新しい発見ができるようになります。
広告を作成する時でも、これは同じです。
この方法を使えばたった5分程度の見直しでも、以前とは比べ物にならないクオリティになることも珍しくありません。
ぜひ、この方法を実践してみてください。1年後には、あなたの会社に入ってくるお金の額が変わると思いますよ。